No.31(六朝文化<貴族文化@>、朝鮮半島と日本)  : 

朝鮮の三国時代とは何か?」

4世紀初めに,高句麗が南下して楽浪郡を滅ぼして,朝鮮半島北部を支配したが,
これはツングース系の民族が建てた国であった。しかし,半島南部では韓族の居
住地域である三韓=馬韓・辰韓・弁韓が,それぞれ百済・新羅・加羅諸国となっ
た。こうして,高句麗に百済と新羅が肩を並べた時代を,朝鮮での三国時代とい
う。


<評価の観点>
関心・意欲・態度:
朝鮮史における三国鼎立時代を,それぞれの国に対する日本の外交を視野に入れ
ることで,大きな関心を抱きながら学習に臨んでいる。


思考・判断:
高句麗・百済・新羅の三国それぞれの特質について考察するとともに,朝鮮史上
の意義について的確に判断している。


資料活用の技能・表現:
高句麗が滅ぼす楽浪郡と日本の通交について触れた,『後漢書』中の記述を読む
ことにより,重要な歴史的事実を文献で確認している。


知識・理解:

朝鮮三国時代の立て役者となった国々について,日本との外交関係を踏まえた基
本的な知識を身につけている。